どうも、いしやんです。
最近、歳のせいなのか?仕事がマンネリ化して、「全く面白くないなぁ」と思っていた時に、ちょうどネットで、この本に出会いました。
この本は筆者の福島正伸氏が、実際に出会った3人の物語と仕事が感動に変わる5つの心構えを紹介しています。
3つの物語の中でも、特に私が印象に残った話を一つ紹介します。
人であふれた駐車場
筆者がいつも利用していた駐車場のお話です。
その駐車場には、いつも元気で明るい、60歳過ぎのおじさんが働いたいました。
そのおじさんは年齢に似合わず、シャキシャキとした行動で、手際よく働いていて、いつも明るい笑顔で挨拶をしてくれていました。
筆者が駐車場に止めた時に、大雨が降り出して駐車場から出られなくなって、困っていた時に
「傘、忘れたんじゃない。ちょうど今、降り出したばかりだから・・・。これ、持って行きなさいよ」
と自分の傘を貸してくれたり、昼頃、いつも満車になる駐車場で、満車になると満車の看板を立てて、入り口にロープを張りますが、このおじさんは、駐車場に入って来ようとする人に、いかにも申し訳なさそうに頭を下げて誤っていました。
「満車です。申し訳ございません」
中には文句をいう運転手もいたそうです。
それでも、その車が見えなくなるまで頭を下げていました。
他にも管理人は3〜4人いましたが、こんなことをしているのは、このおじさんだけでした。
おじさんが、妻の病気で仕事をやめることになり、最後の日に、筆者が手土産を持って、駐車場に着いた時、信じられないような光景を目にします。
小さなプレハブの管理人室の中が、色とりどりの花束と、お土産で、埋め尽くされていました。
駐車場の中は、たくさんの人でごった返し、あちこちから感謝の声が聞こえてきます。
「いつも傘を貸してくださって、ありがとう」
「あの時、重たい荷物を運んでくれて、とても助かりました」
「おじさんに、挨拶の大切さを教えて頂きました」
そして、次々とみんなが、おじさんと並んで写真を撮り、握手をして、感謝の言葉を告げています。
ハンカチで目を覆っている人もいます。
これって、凄いと思いませんか?
私が、今の仕事を退職したとしても、この管理人さんのようには120%ならないし、定年退職するときに、このおじさんのようになれたら素敵だなぁと感じました。
「仕事の最後の日、自分がこれまでどのように仕事に関わってきたかを、周りの人が教えてくれる」
「つまらない仕事なんかない。仕事に関わる人の姿勢が仕事を面白くしたり、つまらなくしているにすぎない」
私も、この管理人さんのように、楽しみながら仕事をしようと心に誓いました。
明日の仕事が、ちょっと楽しみになりました。
こんな気持ちは、生まれて初めてかもしれません。
私みたいに、どうしても仕事に対してモチベーションが上がらないと感じているなら、ぜひ、この本を手に取ってみてください、
あと2つの物語も、本当に面白いし、100ページちょいなので、サクッと読めます。
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