どうも、いしやんです。
アマゾンプライムリーディングで、「なんか面白そうな本ないかなぁ」と探しているときに出会った本です。
私はマイペースな性格で、仕事は早い方ではないので、この本を読んで、「できる男になってやろう」と思ってこの本を手に取ってみました。
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
著者の中島聡氏は、元マイクロソフトの伝説のプログラマーで、「ドラック&ドロップ」や「右クリック」を作って、パソコンを超便利にしてくれた人です。
この本を読んで、印象に残った点をいくつか紹介していきます。
ロケットスタート時間術
ロケットスタート時間術とは、文字通り、スタートダッシュを切ることです。
10日でやるべきタスクだったら、その2割の2日間で8割終わらせるというものです。
本来、10日かかる仕事を2日でほぼ完成まで仕上げる集中力がエグいです。
ラストスパート志向が諸悪の根源と言っていて、筆者は一日の始まりからロケットスタートです。
仕事の開始時間は、なんと4時半。
4時半に開始する理由は、家族も寝ているので邪魔されることもないし、メールなども来ないので、一番集中して仕事ができるため。
最初の2日間は、仕事に集中するため、メールのチェックや返信は一切しないそうです。
最近は仕事ができる人ほど、メールのレスポンスが早いみたいな風潮がありますが、いくらメールのレスポンスが早くても、肝心の仕事が遅かったら意味ないですもんね。
私もパソコンを開いたら、まずメールやSNSをチェックしたりして、最重要タスクの仕事にとりかかるのに時間がかかるので、この集中力は必ず参考にするべきだと感じました。
ちなみに、筆者の集中力の秘密は「界王拳」です。
「界王拳」とは、アニメのドラゴンボールの孫悟空が、戦闘能力をMAXにする時の技で、20倍界王拳をイメージしているそうです。
ここで、「面白いなぁ」と思ったのが、ロケットスタートで仕事をして、早く仕事が終わっても、早く提出しないということです。
早く仕事を終わらせた方が、上司やクライアントの評価が上がりそうですが、早く仕事を終わらせると次の仕事がまた来るし、次回もまた、すぐにできると思われてしまうからだそうです。
ロケットスタートをして、20倍界王拳で仕事をしてるので、そのペースで仕事をしたら体が持たないようです。
プロトタイプ(試作品)を作る
すべての仕事は、必ずやり直しになる。
スマホアプリがアップデートを繰り返すように、一度、完成したと思っても、後になってみれば、必ず修正点が出てきます。
なので、最初に大まかなプロトタイプを作っておけば、企画も通りやすかったり、修正点も早めに見つかり締め切り間際で、慌てることがなくなります。
「出勤前の服選び」で疲れてどうする
世界の偉人はいつも同じ服を着ている。
- フェイスブックのマーク・ザッカーバーグはグレーのTシャツにジーンズ。
- アップルのスティーブ・ジョブズは黒のタートルネックにジーンズ。
- オバマ大統領はグレーかブルーのスーツ。
普段から重要な決断を迫られている彼らは、服選びに無駄なエネルギーと時間を取られたくないんですね。
筆者も服を着るときは、タンスを3センチだけ開けて、一番上の服を取るそうです。
筆者はマイクロソフトで働いていましたが、仕事でビルゲイツと直接話をすることはないそうです。
スタッフの中には説明が上手い人もいれば、下手な人もいるので、ビルゲイツがいちいち顔を合わせて聞いていたら膨大な時間がかかるので、説明を聞く効率化をはかるために、説明専門のスタッフを雇っていました。
ビルゲイツが世界一の大金持ちになった理由の一端は、時間の使い方にあると言っています。
あなたが寝るまる前にやるべきこと
あなたが今日から実践すべきこと、それは寝る前に、明日やることのタスクリスト作ること。
これをやらなければならないのは「絶対」。
具体的なやり方
- ノートに書く(パソコンのツールやアプリだと軌道に時間がかかるため)
- 左端にチェックボックスを書き、右に仕事の内容を書く。
- 仕事は15分程度で終わる単位の仕事に分ける(15分で終わらない仕事も小さな仕事に分割する)。
タスクリストがあると、仕事にリズムができる。
仕事のリズムとは、一つの仕事を終えるごとにリストにチェックがついていく快感のこと。
あなたの明日の仕事の大半を、明日の午前中までに終わらせる。
あなたが作るタスクリストは、未来の地図。それに従って進んでいけば、全く違う新たな場所にたどり着く。
タスクリストは「書くもの」ではなく、「描くもの」
まとめ
だいたい、このての時間術や自己啓発系の本を読んで、テンションを上げても、時間が経過すると、すぐに忘れてしまうことが多いですよね。
それこそ、この本を読んだ時間が無駄になってしまうので、とにかく、今から、パソコンの横にメモ帳を用意して、毎日、タスクリストを描いて実践します。
あと、個人的にこの本を読んで、一番印象に残ったのは、筆者は高校生の時からプログラミングが好きで、アスキー出版でバイトをしていて、大学生の時に作ったソフトがヒットして、1億円を超えるロイヤリティーを受け取ったそうです。
しかも、お金に興味がないので、結婚してマンションを買うまで、忘れていたそうです。
時間を制する者は、世界を制す。
時間を制する者は、人生を制す。
と書いていましたが、この他にも、興味深い話がたくさんあって面白く、もっと、若い時にこの本に出会えればよかったと感じました。
いつも、仕事が終わらず、残業ばかりしている人や、プレゼン資料などが、いつも、間に合わない人などは、ぜひ、この本を読んでみてください。
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