どうも、いしやん(@ishiyaaan0703)です。
「お金儲けは悪いことですか?」
物言う株主として話題になった、村上ファンドの村上世彰氏が、世間に問いただした言葉です。
記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。
インサイダー取引で逮捕されたことで、村上世彰氏は「守銭奴」とか「ハゲタカ」など批判されていましたが、そんなヤツは一度、村上世彰氏の著書「生涯投資家」を読んで欲しい。
村上氏がこの著書でしきりに訴えていることが、コーポレートガバナンスの重要性です。
コーポレートガバナンスとは株主が企業を監視する仕組みです。
アメリカでは当たり前に使われ機能している仕組みですが、日本では上場企業の経営者でさえ、コーポレートガバナンスの言葉すら知らない人がほとんどでした。
アメリカでは株主が物を言うことが当たり前ですが、日本では村上氏のように物を言えば批判されてしまいます。
日本ではコーポレートガバナンスの仕組みが確立していないので、企業が内部留保を溜め込み事業投資や株主還元を怠り、経済が発展しませんでした。
その証拠に平成の30年間で、日経平均は26%も下落してしまいました。
平成の30年間で、生活はいろんな面で発達しましたが経済は全く伸びていません。
コーポレートガバナンスが確立しているアメリカのNYダウの長期チャートを見ていると、コレだけ伸びています。
村上氏はファンドマネジャーだったので、ファンドの利益を上げることが第一だったと思いますが、日本にコーポレートガバナンスを浸透させて、日本の経済を発展させたいと言う強い思いが、この著書で伝わってきます。
ただ単に、自分だけが儲かればいいという考えではないことがよく分かります。
佐藤航陽氏の「お金2.0」に書いてありましたが、大金を動かす人は拝金主義者や守銭奴の印象を持つ人が多いけど、実際は全くの逆で、たくさんのお金や経済を動かしている人ほど、お金を紙やハサミやパソコンと同様に「道具」として見ていて、そこになんの感情もなくお金を使うときも冷静に判断できるそうです。
逆にお金がうまく使えず困っている人ほど、お金に特別な感情を持っている人が多いそうです。
生涯投資家 (文春文庫)
村上氏の「生涯投資家」を読めば、これまでの悪いイメージは一変すると思うし、当時、話題になったニッポン放送とフジテレビの関係など、非常に興味深いですし、改めて「ホリエモンはすごい人だなぁ」と思いました。
この著書を読むことで、本来の上場企業のあるべき姿が理解できるので、投資に興味がなくても上場企業で働いている人全員に読んで欲しいし、読むべきだと思いました。
村上世彰氏の生涯投資家オモロすぎる🧐
投資に興味なくても、株式会社で働いているなら、絶対読むべき!https://t.co/sZCvAqQ60U#生涯投資家#村上世彰 pic.twitter.com/wF4mF7wb73
— いしやん@投資垢 (@ishiyaaan0703) 2019年5月3日
日本企業の内部留保は446兆円で過去最高を更新するし、タンス預金は50兆円もあるしで、人間の身体で例えるなら末期症状です。
日本の将来は大丈夫なのでしょうか?
村上氏は財団を立ち上げて、子供に10万円を支援してくれて投資教育をしてくれるプロジェクトがあります。
ウチの娘もこのプロジェクトに参加しています。
頭の凝り固まった大人はなかなか変えることができませんが、子供の頃から正しいお金の知識を身に付けておけば、将来はお金に苦労することもないだろうし、日本の将来もきっと良くなるはずです。
この子供の投資教育プロジェクトは本当に面白くていいプロジェクトだと思います。
村上氏ほど日本の将来を考えている投資家はいないのではないでしょうか。
村上氏が総理大臣になったら、日経平均10万円ぐらい行くのではないでしょうか。
政界に進出して欲しいですね。
あと、大金を稼ぐと特糞部に捕まえられるという日本のシステムもどうにかして欲しいですね。
「お金を稼ぐことは悪いことではありませんよ!」
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