【読書感想】さらば銀行 「第3の金融」が変えるお金の未来

投資・お金

 

どうも、いしやん(@ishiyaaan0703)です。

 

私が投資をしているクラウドクレジットのCEOが出している本という事で「さらば銀行」を読んでみました。

 

さらば銀行 「第3の金融」が変えるお金の未来 (講談社+α新書)

 

クラウドクレジットは海外成長国に投資する会社になりますが、正直、クラウドクレジットはかなりリスキーな投資だなと感じていたので、お試しで少額だけ投資をしていました。

 

でも、この本を読んでみてクラウドクレジットの印象が180度変わり、クラウドクレジットが一気に好きになりました。

 

この本はクラウドクレジットで投資をしている人はもちろん、投資家全般、金融関係の人、起業を考えている人なんかにもおすすめです。

 

「さらば銀行」感想と印象に残った点

こんな銀行は消える❗️金融機関3分類❗️

分類1:グローバル金融機関

 

いわゆる3メガバンク(三菱UFJ、みずほ、三井住友)です。

 

グローバル展開しているメガバンクは今後も盤石。

 

分類2:勝ちパターンを持つ地域金融機関

 

地元の中小企業と密接につながった金融機関。

 

預貸率が高い金融機関はカネ余りで苦しむ事はない。

 

分類3:勝ちパターンを持たない地域金融機関

 

グローバル展開もしない、勝ちパターンも持たない金融機関は「消えゆく運命」

 

私も住宅ローンの借り換えで、地元の銀行員と話をした時に、

 

「クラウドファンディングやブロックチェーンなど、テクノロジーの発達で銀行も大変じゃないですか?」

 

と聞いたら、

 

「クラウドファンディング?ブロックチェーン?」

 

と言葉も聞いたことがないと言っていました。

 

田舎の銀行はぜんぜん危機感がないみたいです😅

 

思っていたのより小さい会社に投資をしている

 

融資先の一例を上げていますが、市場で生花店を営んでいる年収44万円の女性に10万円貸していました。

 

年収44万円しかないのに10万円も貸して大丈夫なのか?

 

と不安になりますが、日本のように大手ショッピングモールと競合することもないし、事業リターンもはるかに高く、返済は大した負担ではないようです。

 

こんな小さなお店にも融資するとは思ってもいませんでしたが、銀行が手を出さない小口金融(マイクロクレジット)という隙間にターゲットを絞ったクラウドクレジットのビジネスモデルは単純に面白いなと感じました。

 

インパクト投資はWin-Win✖️2❗️

 

インパクト投資という言葉をご存知でしょうか?

 

インパクト投資とは貧困層支援などの社会的課題の解決に取り組む企業などに投資して、経済的にも社会的にもリターンを目指す投資です。

 

一般的な株式投資は、株式投資をして企業が儲かれば投資家も儲かるwin-winの関係ですが、インパクト投資は貧困層の生活が豊かになり、投資家もリターンがあり、社会的問題に取り組む企業は事業が上手くいくし、クラウドクレジットもリターンがあるwin-winの関係どころか、winがもう二つ増えます。

 

仮想通貨やデイトレ、FXなどは、誰かが儲かれば誰かが損をするというゼロサムゲームですが、インパクト投資はみんながハッピーになれます。

 

もちろん貸し倒れが起きれば、みんなコケますけど・・・

 

インパクト投資は一度投資をしたら償還されるまで何もする事がないので、退屈だという人もいますが、これが本来の投資ではないでしょうか。

 

自分が投資したお金で、電気も通っていない地域に電気が通り、子供達が夜でも勉強できるようになって、自分にリターンが帰ってくるって素敵すぎです。

 

杉山CEOは頭よすぎ❗️

 

杉山CEOは、高校生の頃、志望校は防衛大学一本だったようですが、高校3年の1学期の終わりに学校のゴリ押しで東大に変更したそうです。

 

しかも、これまで理系だったのに文系の法学部に、そして一発合格。

 

6、7ヶ月で東大に合格した方法は、過去問の傾向を調べ、出題範囲を絞り教材を4冊完璧に覚えて、自分が勉強が辛い時は他の受験生も勉強を中断してしまうので、自分はそこを耐えて勉強し続けたそうです。

 

簡単そうに書いてますが、なかなかできませんよね。

 

クラウドクレジットは遅延も正直に報告している❗️

 

この本ではカメルーンのファンドで起こった遅延も正直に報告しています。

 

幸いにも私はカメルーンのファンドには投資をしていなかったのですが、私もmaneoで遅延しているので、この案件で被弾している投資家の気持ちはよくわかります。

 

maneoの場合は、一度遅延が発生したら雪崩のように次から次えと遅延が発生していましたが、クラウドクレジットはカメルーンの遅延以降、ファンドの精度がどんどん上がっている印象です。

 

そもそも、利回り10%以上で回り続ける投資なんて、この世には存在しないので、クラウドクレジットで投資をする以上、遅延やデフォルトは絶対に起こると織り込んでいないといけませんね。

 

クラウドクレジットは元本保証の預金代わりではない❗️

 

この本ではクラウドクレジットの注意ポイントもしっかり明記してあるところが好印象です。

 

注意ポイント

  • ハイリスク・ハイリターンのファンドが多い。
  • 為替変動リスクがある。
  • 銀行が融資を行えない事業に貸付をしているのでハイリスク。
  • リスク許容度を把握しておかないとドキドキする。
  • 遅延・デフォルトを起こす可能性のあるファンドを取り扱っている。

 

クラウドクレジットの始め方❗️

分散投資のマジックナンバーは「30」

 

分散投資の目安として、「30」はマジックナンバーといわれている。

 

少な過ぎるとリスクが高くなり、増やしすぎてもあまり意味がない。

 

「全張り」のすすめ

 

インパクト投資業界の有名な言葉「Don’t fall in love(恋に落ちるな)」

 

どんなに魅力的な事業でも倒産する確率はありふれた普通の会社と同じ。

 

メキシコの女性起業家を応援したいとか、ケニアに特別な思い入れがあるなどで、特定のファンドにだけ投資をするのは危険。

 

「投資は実行する時にはワクワクし、運用が始まるとドキドキする」

 

まとめ

 

「さらば銀行」を読むまではクラウドクレジットは、あんまり信用はしていませんでしたが、著者杉山CEOの「世界をつなぐ新しい金融を創る」というアツ過ぎる情熱と、遅延やリスクを包み隠さず報告する正直さに感銘しました。

 

私は現在クラウドクレジットでは、5つのファンドが無事に償還されて、その資金でまた5つのファンドで運用中です。

 

そして、この本を読んで、さらに5つのファンド申し込みをしました。

 

ソーシャルレンディング の投資は、他にも数社で投資をしていますが、これからはクラウドクレジットを軸に投資をしていく予定です。

 

あれっ⁉︎

 

クラウドクレジットに恋をしてるのか⁉︎

 

Don’t fall in love😅

 

さらば銀行 「第3の金融」が変えるお金の未来 (講談社+α新書)

 

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