どうも、いしやんです。
私も投資をしている、ロボアドバイザーのウェルスナビのキャンペーンで、ウェルスナビCEOの柴山和久氏の著書が当選して送られてきたので、読んでみました。
元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いたこれからの投資の思考法
これから資産運用を始める方や、資産運用をしているけどイマイチ自信がない、のような人にはもってこいの本です。
特に印象に残った点をいくつか紹介します。
国際結婚で知った、アメリカとの庶民レベルの資産格差
筆者の柴山CEOはアメリカ人の嫁さんを貰っていて、嫁さんの両親の資産は数億円もあったそうです。
嫁さんの両親も、柴山CEOの両親と同じサラリーマンで、同じような生活水準をしていたのに、資産にこれだけの差がありビックリしました。
なぜ、これだけ資産に差ができたかというと、嫁さんの両親は若い時から、プライベートバンクで資産運用をしていました。
プライベートバンクとは、超お金持ちが金融のプロに資産を預けて資産運用してもらうサービスで、通常は億単位の資産がないと利用できませんが、ラッキーなことに嫁さんの両親は勤めている会社の福利厚生で、プライベートバンクを利用できました。
嫁さんの両親は100万円に満たない時から、プライベートバンクで資産運用を始めて、生活費以外は資産運用に回し、20年以上にわたって投資をし続け、数億円の資産を築きました。
今では嫁さんの両親は、早期退職をして資産を引き出しながら生活していますが、引き出す金額よりも資産が増える金額の方が多いそうです。
この出来事が、きっかけとなり、日本で誰でも安心して利用できる資産運用サービスを立ち上げたのが、ロボアドバイザー のウェルスナビ です。
ウェルスナビは、富裕層やプロの投資家が実践している投資を、全自動でやってくれるサービスです。
人間の脳は資産運用に向いていない
「安く買って、高く売る」のが投資の基本。
でも、株が値上がりしていくと、「まだまだ値上がりしそうだ」と直感し、追加で買いたくなる。
一方、株が値下がりしてくると、資産がどんどん減っていくのを怖いと感じ、追加で買うのをためらいます。
それどころか、「これ以上マイナスが膨らむのは嫌だ」と感じて売ってしまい、「高く買って、安く売ってしまう」
日常生活の買い物で考えてみると、「今夜は鍋にしよう」とスーパーに行って、白菜が想定の2倍だったら、「1個のところを2分の1にしておこう」と、買う分を減らし、旬のみかんが特売になっていたら、「安いからまとめて買っておこう」となるのが合理的な行動なのに、資産運用になると、それができない。
自己投資で将来の可能性を広げる
「長期・分散・積立」を謳っているウェルスナビ ですが、柴山CEOは20代の人から、「若い時はどのような資産運用をすればいいですか?」とよく質問されるそうですが、「若いうちは無理して資産運用するより、自分に投資してみてはいかがでしょうか」と答えています。
ウェルスナビ は年4〜6%のリターンを狙う投資ですが、若い時の自己投資に勝るものはなく、自分のスキルを磨き、視野を広げるための自己投資は人生を豊かにし、何倍、何十倍のリターンとなって帰ってくる。
まとめ
著者の柴山CEOは、財務官僚、世界一のコンサル集団ともいわれるマッキンゼーなど、羨まし過ぎる経歴ですが、それを捨ててまで、日本の「働く世代に豊かさを」という理念で、日本では未開拓だったロボアドバイザー を、ここまで大きくしたのは単純に凄いです。
ロボアドバイザー は、証券会社からベンチャー企業まで、数多くありますが、ウェスルナビの一人勝ちです。
最近は、メディアでよく柴山CEOをよく見かけますが、人柄がものすごく好感が持てます。
ウェスルナビの圧倒的シェアの要因は、柴山CEOの人柄ではないでしょうか。
最後に、この本の最後の二行がとても素敵だったので、紹介して終わりにします。
最後に本書を、妻のアンドレア、そしてアンドレアと私の双方の両親に捧げます。それぞれが家族のために捧げてくれた時間と愛情に感謝を込めて。
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