ゴルフのパッティングやショットでスパットを見つけましょう。
とよくいわれていますね。
スパットとは、目標方向にボールを正確に打ち出すための目印のことです。
ボーリングのレーンにある三角の目印もスパットです。
ゴルフのパットやショットでも、落ち葉や芝の色が変わったところを自分で探してスパットを探しますが、スパットには合う人と合わない人がいます。
私がゴルフを始めたころ、スパットを見つけるように教えてもらいましたが、スパットを意識すると距離感から方向性まで全く合わなくなりました。
なぜ、スパットを意識するとパッティングがヘタになってしまうのか?
ずっと疑問だったのですが、この疑問を解消してくれたのが「4スタンス理論」です。
この4スタンス理論は廣戸聡一さんが提唱していて、人間は4つのタイプに分けられるという理論です。
プロゴルファーの横田真一が、4スタンス理論に出会い13年ぶりに優勝して話題になりました。
私も練習すればするほどヘタになって、ゴルフを辞めようと思っていましたが、4スタンス理論理論に出会って劇的にスコアが伸びました。
4スタンス理論は、人間は以下の4つのタイプに分けられます。
- A1タイプ ⇒ つま先・内側
- A2タイプ ⇒ つま先・外側
- B1タイプ ⇒ かかと・内側
- B2タイプ ⇒ かかと・外側
Aタイプはスパットを意識する!Bタイプは目標を意識する!
Aタイプは目標を狙うときに、手前からイメージをつくる特性があるのに対し、Bタイプはカップ周りの意識が強くなります。
Aタイプはスパットを意識することは有効ですが、
Bタイプはスパットを意識すると、ラインのイメージが消えてしまい正確なパットやショットが打てなくなります。
Bタイプの私はスパットを意識していたころは3パット4パットは当たり前でしたが、カップから逆算してラインをイメージするようになってからはパット数が激減しました。
これはゴルフに限らず野球やボーリングでも当てはまり、野球のピッチャーはAタイプはリリースポイントを意識するのに対し、Bタイプはキャッチャーミットをめがけて投げます。
ボウリングでもAタイプのプロボウラーはスパットを利用していますが、Bタイプのプロはほとんど利用していないそうです。
ボウリングで思い出しましたが、私はBタイプなのでピンを目標にずっと投げていたので、ボーリングを始めて何年間も、レーンにスパットがあることすら知りませんでした。
高校の時に友人に
「スパットを狙ったほうがいいよ」
とアドバイスされて、初めてスパットがあることに気づきました。
そして、スパットを狙って投げるようになって、明らかにヘタになっていきました(理由がやっとわかった)。
スパットを利用しているけど、パットが上達しないなら、あなたも間違いなくBタイプです。
一度、自分が4スタンス理論では、どのタイプになるのか?診断してみてください。
スタンス理論を詳しく知りたいならこちらの書籍がおすすめです。
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