2大ロボアドバイザーのWealthNaviとTHEOのどちらで資産運用を始めようか迷っているあなたのための記事です。
私はWealthNaviとTHEOでは、どっちがいいのか気になったので両方で資産運用しています。
今までは「WealthNaviの方が性能は明らかに上だなぁ」
と思っていましたが、
最近はその考えがちょっと変わってTHEOの評価が上がりました。
というのも、ロボアド業界は競争が激しく、各社ロボアドは日々進化しているからです。
なぜ?THEOの評価が上がったのか?
WealthNaviとTHEOを完全比較して解説します。
参考にどうぞ!
【完全比較】WealthNavi対THEO
最低投資金額 | 10万円 | 1万円 |
---|---|---|
自動積立 | 1万円以上1円単位 | 1万円以上1,000円単位 |
手数料 | 3,000万円まで年率1.0%(税抜) 3,000万円を超える部分は年率0.5%(税抜) | |
投資対象 | 海外ETF | |
運用方針 | ノーベル賞受賞者が提唱した理論をベースとし、数百万とおりの組み合わせの中から、最小のリスクで最大のリターンを得られる最も厳選された5つのポートフォリオを選定。その5つのポートフォリオを、お客さまの個別のリスク許容度に合うものを採用し運用します。 | ノーベル賞受賞理論をベースとし、最先端の高度な運用手法を採用。お客さまの資産運用の「目的」を分析し、それを実現するための「機能」に着目した3つのポートフォリオ(「グロース」「インカム」「インフレヘッジ」)を最適な配分で組み合わせて運用します。 |
運用パターン | リスク許容度別に5通り | 投資運用目的毎に231通り |
運用手法 | インデックス運用 WealthNaviでは、原則として各資産クラスがカバーする市場の全体的な動向を示すパッシブ(時価総額加重)型インデックスに連動する ETF のみを投資対象としています。1 銘柄で資産クラス全体をカバーする ETF だけでなく、複数銘柄の ETF の組み合わせでカバーすることも選択肢として考慮します。 | スマートベータ戦略 スマートベータ戦略とは、時価総額以外の基準を元に構成銘柄や組入比率を決める戦略のことを指します。THEOでは様々な国・地域・投資対象のETFを組み合わせて一定の基準で最適化を行うことで、同戦略を実現しています。 |
リバランスのタイミング |
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|
AIによるリスク抑制機能 | ― | ニュース・SNSなど膨大なデータをAIで分析し、大幅下落の可能性を判断しリスク抑制に活用 詳細はこちら |
自動税金最適化機能 (DeTAX) | ○ | ― |
スマホアプリ | iOS/Android対応 | iOS対応 |
以上のようにWealthNaviとTHEOは海外ETFに全自動で運用して、手数料も同じなので、非常によく似たロボアドバイザーです。
ですが、細かい点で違いがあるので解説します。
最低投資金額はTHEOの方が安い
WealthNaviは10万円から
THEOは1万円から
なのでTHEOの方が、圧倒的に始めやすい。
WealthNaviは少数精鋭!THEOは徹底的に分散
運用パターンはWealthNaviは5パターンに対して、THEOは231パターン。
私の運用パターンで例えるとこんな感じです。
WealthNaviの保有銘柄は6
THEOの保有銘柄は18
WealthNaviは大型の超有名どころのETFに絞っているのに対し、THEOは大型~割安のETFまで超細かく分散投資をしています。
WealthNaviはインデックス運用 THEOはスマートベータ戦略
インデックス運用とは市場全体の動きを表す指標と同じ運用を目指すこと。
例えば日経平均が上がれば儲かって、下がれば損をするという非常にわかりやすい仕組み。
スマートベータ戦略とは、日経平均やトピックス、NYダウのような指標に連動するのではなく、財務指標、株価の変動率、配当などに考慮して市場全体よりも高いリターンを狙う戦略。
巨額の金を動かすGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)もスマートベータ戦略を採用しています。
最近の主流はTHEOが採用しているスマートベータ戦略ですが、こればっかりは長期で比較しないとわかりません。
個人的にはTHEOのスマートベータ戦略の方が伸びシロがあると思います。
WealthNaviにしかない特別な機能【DeTAX】
DeTAX機能とは自動で節税するシステムです。
DeTAX機能はWealthNaviが特許を取得している特別な機能で、他のロボアドにはありません。
WealthNaviやTHEOで資産運用を始めると分配金やリバランスで利益が出ます。
この利益には20%の税金が引かれてしまいますが、損益通算という制度を利用して節税します。
私のポートフォリオで例えると
- 新興国株(VWO) -¥1,345
- 米国債券(AGG) -¥1,098
- 金(GLD) -¥879
この3つでマイナスになていますが、このマイナスをいったんWealthNaviに売却し、0.1秒後にまた買い戻すということを自動でやって、本来は支払う税金を節税して、その分を再投資に回すので効率よく資産が増えます。
このDeTAX機能は凄い機能ですよね。
今までTHEOよりもWealthNaviの方が評価が高かった理由がこのDeTAX機能です。
人工知能が未来を予測!THEO AI アシスト
最近、THEOの評価が爆上げした理由が、THEO AI アシストという機能です。
ニュースやSNSなどのビックデータをAI(人工知能)が分析して、株価の暴落を予測してリスクを抑制するシステムです。
これまではロボアドバイザーといっても、ただ、機械的にポートフォリオを組んだり、リバランスするだけでしたが、AIを活用したロボアドバイザーはTHEOが日本初です。
将棋でも囲碁でも人間はAIに勝てないように、資産運用でもAIには勝てない時代が来ました。
THEO AI アシストは2018年5月に実装されたばかりなので、効果は未知数ですが、THEO AI アシストはこれから飛躍的に進化していくことは間違いありません。
【運用実績比較】WealthNavi対THEO
WealthNaviの運用実績
2018年7月8日現在で、
円建て +¥19,039(+5.29%)
ドル建て +$134.49(+4.08%)
THEOの運用実績
2018年7月8日現在で、
円建て +¥3,339(1.86%)
ドル建て +$30.27(1.86%)
運用実績は開始時期や投資金額も違いますが、今のところWealthNaviが勝っています。
ただ、THEOが採用しているスマートベータ戦略は、初期段階では利益が出にくく、長期で運用することでWealthNaviが採用するインデックス運用よりも勝率がいいという調査結果もあります。
勝率自体はスマートベータの種類によって異なるが、いずれも投資
期間が長くなるほど TOPIX を上回る確率が高くなる傾向が見られる。最も勝率が高いバリュ
ー・ウェイト指数では、投資期間1年では 80%を下回るが、5年で 98%、10 年だと 100%近
くにまで上昇する。
投資期間 20 年になるとクオリティ指数以外の4つが勝率 95%を超えており、ほぼ確実に TOPIX
を上回る結果となった。勝率が最低のクオリティ指数の場合でも、5年以下では 50~60%程度
に過ぎないが、10 年以上なら TOPIX より優位といえそうだ。
【まとめ】結局WealthNaviとTHEOはどっちがおすすめ?
WealthNaviとTHEOを比較した結果をまとめると結局どっちもおすすめです。
全然まとまらなくてごめんなさい🙇
どっちも捨てがたいくらい優秀なロボアドです。
節税機能のDeTAXを選ぶならWealthNavi
AIに未来を予測してもらうTHEO AI アシストを選ぶならTHEO
といった感じで選んでみて下さい。
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